ごじゃはげ

日記と雑記とみじかい創作

読書記録

Look if you like, but......(『アウレリャーノがやってくる』)

高橋文樹さんとはじめてお会いしたときの第一印象は「体幹がつよそう」というもので、はじめて著書を読んだときの感想は「小説がめちゃくちゃうまい」だった。そのとき読んだのは『いい曲だけど名前は知らない』という本で、破滅派から電子書籍で発売された…

『柔和な女』『滑稽な人間の夢』

昨年、正井さんの紹介で杉里直人先生からドストエフスキー『柔和な女』と『滑稽な人間の夢』の二編の翻訳を送っていただきました。先日読み終わり、どちらもたいへん面白かったのでこちらに感想を書いておくことにしました。ネタバレというほどではないです…

【読書記録】10月に読んでよかった本

10月に読んでおもしろかった本、よかった本です。 (*マークがあるものは再読本) 書籍 『中国史SF短編集 移動迷宮』大恵和実=編(中央公論新社) 『海界』阿瀬みち=編 *『新装版 レズビアン短編小説集 女たちの時間』利根川真紀=編訳(平凡社) *『さび…

【読書記録】9月に読んでよかった本

9月に読んでおもしろかった本、よかった本です。 (*マークがあるものは再読本) 書籍 『日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女』石黒達昌 / 伴名練₌編(早川書房) 『死ぬまでに行きたい海』岸本佐知子(スイッチ・パブリッシング) 『猫とスカイツリー』…

【読書記録】8月に読んでよかった本

8月に読んでおもしろかった本、よかった本です。 (*マークがあるものは再読本) 書籍 『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』山下泰平(柏書房) 『旅する練習』乗代雄介…

【読書記録】7月に読んでよかった本

7月に読んでおもしろかった本、よかった本です。仕事がいそがしかったのでかなり少なめ。 (*マークがあるものは再読本) 書籍 『ババヤガの夜』王谷晶(河出書房新社) 『子どもができて考えた、ワクチンと命のこと。』ユーラ・ビス /訳 矢野真千子(柏書…

【読書記録】6月に読んでよかった本

6月に読んでおもしろかった本、よかった本です。今さらですが…… (*マークがあるものは再読本) 書籍 『イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史 上』ロネン・バーグマン /訳 山田美明(早川書房) 『おもろい以外いらんねん』大前粟生(河出書房新社) 『こうして…

【読書記録】5月に読んでよかった本

読んだ本の中からおもしろかった本やよかった本を記録しておくことにしました。再読本を入れるか迷いましたが、いちおう入れました。(再読する本はたいてい、何回読んでも「おもしろい!」と思っている本が多いので) 以下、5月に読んだ本のなかでおもしろ…